関心が高まるDAC技術
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、大気から直接二酸化炭素(CO2)を分離して捕集・回収する技術(DAC: Direct Air Capture)が注目されています。イオン交換樹脂はDAC技術に使われるCO2捕集技術の一つで、特にアミンを官能基に持つ弱塩基性アニオン交換樹脂は、CO2吸着効率が高いことが実証されています。 Read more
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、大気から直接二酸化炭素(CO2)を分離して捕集・回収する技術(DAC: Direct Air Capture)が注目されています。イオン交換樹脂はDAC技術に使われるCO2捕集技術の一つで、特にアミンを官能基に持つ弱塩基性アニオン交換樹脂は、CO2吸着効率が高いことが実証されています。 Read more
純水・軟水装置に用いられる強酸性カチオン交換樹脂は、通常、官能基としてスルホン酸基を有します。この樹脂が酸化剤である遊離塩素、溶存酸素などによって酸化された場合、ポリスチレンスルホン酸(PSA)が溶出し、処理水の着色や水質低下を招きます。このような酸化劣化は鉄や銅などの遷移金属イオンが触媒として働くことで進行が早まることが知られています。これは架橋度(DVB%)の低い樹脂ほど顕著な傾向がみられます。 Read more
水道水や地下水への混入が問題になっている有機フッ素化合物(PFAS)は、一般的な陰イオン交換樹脂である程度除去できますが、選択性が低く、処理水に除去しきれないPFASが残留する傾向があります。
また活性炭もPFAS除去に適した安価な吸着剤で
イオン交換樹脂は軟水装置や脱塩装置などの水処理だけでなく、製薬工程でも使用されています。抗生物質の精製はその用途の1つです。 Read more
酵素は合成吸着剤や陰イオン交換樹脂への固定ができます。 Read more
リチウムは最も軽い金属元素ですが、スマートホンや電気自動車に搭載されるバッテリー、すなわちリチウムイオン電池の製造において最も不可欠な金属で、その需要は指数関数的に増えています。
塩湖のかん水(アルカリ塩水)と鉱石が主なリチウムの天然資源で、そのほとんどが豪州・チリ・アルゼンチン・中国で採掘・生産されています。また天然資源の乏しいわが国は、いわゆる都市鉱山と呼ばれる回収したリチウムイオン電池を資源として再利用することを促進しています。