意外と知らない●キレート樹脂の特徴と応用分野

意外と知らない●キレート樹脂の特徴と応用分野

キレート作用とキレート樹脂

「キレート作用」とは、特異的なイオン交換基を有する分子が、水溶液の金属イオンと強固に結合する現象を言います。

金属と結合する分子を配位子と言い、2つの配位子が金属イオンと結合する様子が、カニがハサミで何かをつかむ様子に似ていることから、カニのハサミを意味するラテン語“Chela”を語源とした言葉です。キレート作用をもつイオン交換基を、母材となる多孔性高分子(直径約0.3~1.4mmの粒径を持つ、ほぼ球状の粒子(ビード))に固定したものを、一般的に「キレート樹脂」と言います。 Read more