ピュロライト、新たな米国工場でバイオプロセシング製品の生産能力を拡大

東京 – 2024年3月15日 – イオン交換樹脂および分離剤の専業メーカーである米ピュロライト(日本法人:ピュロライト株式会社、社長:太安文夫、本社:東京都中央区)は米国ペンシルベニア州ランデンバーグにバイオ医薬品製造用樹脂の新工場を新たに建設することを発表しました。この計画により、世界中の製薬およびバイオテクノロジー顧客への供給安定性を強化し、継続的なバイオ医薬品の開発と製造に貢献します。

新設される米国工場は、高品質樹脂を製造するプラントやクリーンルームに加えて、クロマトグラフィーのアプリケーションをサポートする研究施設とオフィススペースも併設されます。また将来、敷地内の土地に追加で拡張が可能です。

ピュロライトにとって、このランデンバーグ新工場はペンシルベニア州で4番目の拠点となり、新たな熟練雇用の創出と州経済の成長が期待されます。ピュロライトはアガロース樹脂を製造する2工場を英国と米国(ペンシルベニア州キング・オブ・プルシア)に保有しており、ランデンバーグ新工場は3番目のアガロース樹脂製造工場となります。またピュロライトはイオン交換樹脂の製造工場として、中国工場(浙江省・湖州市)、ルーマニア工場、米国工場(ペンシルベニア州フィラデルフィア)が稼働しており、新たな中国工場(浙江省・衢州市)の建設も予定しています。

ここで製造される高品質アガロース樹脂は、モノクローナル抗体および組換えタンパク質や、細胞治療、遺伝子治療、mRNAにわたる新しいモダリティのクロマトグラフィー精製工程に使用され、これらの製品の生産能力の拡大は世界中の製薬およびバイオテクノロジー顧客への大きな支援となることが期待されます。